虫歯ってなに?(2)
前回は「そもそも虫歯ってなに?」というお話でした。今回はその続きです。
その2、虫歯の原因 〜「歯質」「細菌」「食べもの」〜
虫歯はなぜできるのでしょうか?
虫歯のでき方をざっくりと簡単に説明しますね。
- 口の中にはたくさん細菌がいる!
- たくさんいる細菌のうちの虫歯菌が、食べものの中の糖分をエサにして歯の表面にネバネバした巣であるプラーク(歯垢=しこう)を作る!
- その巣の中で細菌がどんどん繁殖する!
- プラークの中の虫歯菌が酸を発生させ、歯を溶かす!
ざっとこんな感じです。
それではこれをもう少し詳しくご説明しますね。
虫歯は「歯質」「細菌」「食べもの」の3つの要素+時間がからみ合って発生すると言われています。
今回は「歯質」についての話です。
「歯質」
文字通り歯の質です。
歯の表面はエナメル質という人体で一番硬い組織で覆われています。
それでもプラークが付いたままにしていると、細菌によって作られた酸によって溶けてしまいます。
また、口の中が酸性になるとエナメル質が溶けて虫歯になります。
理科の授業で習った ph(ペーハー、ピーエイチ)って覚えていますか?
1〜6が酸性、7が中性、8〜14がアルカリ性ってアレです。
通常お口の中はph6.7くらいになっているんですね。
永久歯が溶け始めるのはph5.5〜5.7程度です。
しかし、乳歯や生えたての永久歯(幼若永久歯)はph6.2くらいで溶け始めると言われています。
しかも、内部で急速に進行していくため、冷たい水なんかの外部の刺激が届きにくいので痛みもなく気づきにくいのです。
痛みが出たころにはいつの間にやらデッカい穴がぁ!なんてことが起こります。
恐ろしいですね。
さらに生えたばかりの歯が虫歯になりやすい理由が他にもいくつかあります。
生えたばかりの歯はざらざらしているので細菌が付きやすいのです。
また、臼歯の噛む面にある溝(咬合面裂溝)が深いので汚れを除去しにくい。
歯と歯の接触している部分(隣接面)に隙間があいているので食べものが挟まりやすいのも大きな理由の一つです。
他にも、一般的に歯と歯ぐきの境目付近(歯頸部)、歯の形態異常、歯並びがよくない部位などは歯ブラシを当てにくいため虫歯となりやすいです。
大人の方にもやってもらいたいのですが、薬局でも家庭用の染め出し液(小学校の虫歯予防デーとかで磨き残しを赤く染めてくれる薬液)は買えるので、たまにお子さんと一緒に大人の方もやってみると意外と残っていることに気づきます。
たまにやるとおもしろいですよ!
次回は3要素のうちの「細菌」の話です。
みなさん、今日もよい食事を!

