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医院ブログ(院長ブログ)

タバコのはなし(5)

今回はさらに前回に引き続き、タバコと子供の悪影響についてです。

【学力】

名古屋市の名鉄病院の医師が大手予備校の浪人中の寮生の男子約100人を対象に調査し多結果、喫煙者の合格率は25.9%だったのに対して、禁煙成功者は36.8%、非喫煙者は40.7%だったそうです。「ストレスを紛らわし、集中するための一服」という受験生に調査した獅子は「実際は勉強の能率が落ちている」と煙たいお言葉だったそうです。

ワシントンの病院が米公衆衛生専門誌に発表した研究です。

ニコチンが分解されてできる「コチニン」の血液中の量を測った上で読解、数学、論理的思考力、短期記憶力をテストした結果、コチニン濃度が高いと点数が低いことが判明したとのことです。

【歯肉の着色について】

保護者の方からよく聞かれる質問として、お子さんの歯ぐきが黒く着色している原因があります。

歯肉の着色はメラニン色素の沈着です。

ただし、これにもいろいろな原因が考えられます。

日焼けによって体のメラニン色素が活性化して歯ぐきも着色するという説。

口呼吸によって歯肉のメラニン色素が活性化するという説。

しかしながら、やはり受動喫煙も大きな原因の一つそして考えられます。

メラニン色素の沈着を抑制するのはビタミンCですが、喫煙することによってビタミンCが破壊されます。それによって、メラニン色素の沈着が多くなります。

また、タバコに含まれるタールが皮膚や歯肉に沈着し、黒ずんだ色にします。

ニコチンにより毛細血管が収縮し、抹消まで血液供給がされにくくなるので、歯肉が乾燥し、紫色がかってきます。

ビタミンCが破壊されるので、コラーゲンの合成が阻害されます。歯肉はコラーゲン繊維でできているため、歯肉の組織が破壊され、歯周病が進行します。

歯の生え変わりの時期にこれらの症状が発症すれば、生え変わりにも何らかの悪影響が起こることは想像に難くないですね。

もちろん、これらは歯肉だけでなくお肌にも起きますので、美容にもとても悪影響を及ぼします。

いわゆるスモーカーズ・フェイス=たばこ顔と呼ばれる、とても特徴ある「ふけ顔」の原因となります。

喫煙者の歯肉については写真を参考にしてください。

ちなみに、タバコ1本で5.5分の寿命が縮まります。

大切な人の健康とご自身の美貌と。

軽い気持ちで吸うには代償が大きいと思いませんか?

本気で止めたい場合は、迷わず病院で相談をすることをオススメします。

舘ひろしさん、仲間由紀恵さん、小西真奈美さんらがTVCMでやって、「禁煙は治療」という敷居がいい感じに低くなっている風潮ですよね。

タバコの話はまだまだ書ききれないことがたくさんありますが、今回で一度終わりにします。

次回はいよいよ歯の磨き方に行きたいと思います。

それではみなさん、今日もよい食事を!

参考学会、情報提供ホームページ等

・日本禁煙学会:http://www.nosmoke55.jp

・洲本市禁煙支援センター:http://www1.sumoto.gr.jp/shinryou/kituen/

・日本タバコフリー(タバコそのものが存在しない)学会http://tobaccofree-adv.main.jp/

・無煙環境(子供に無煙環境を):野上浩志@無煙環境(これで検索して下さい。)

  • 禁煙ジャーナル: 一般社団法人タバコ問題情報センター 

発行人・代表理事 渡辺文学

日本で唯一の禁煙に関しての新聞。毎月1回1日発行 

電話:03-3222-6781

参加学会が個別に禁煙推進の活動を行いながら、学会間で喫煙・禁煙に関する情報交換・情報共有を行い、喫煙によって生ずる疾患と禁煙方法や禁煙治療薬などに関する研究や、一般の方への喫煙の害・禁煙に関する知識の普及啓発、受動喫煙防止のための社会的な禁煙推進活動などを協同して行っています。