治らない歯ぐきの腫れ…
原因は「セメントの取り残し」?
「毎日磨いているのに治らない」「フロスが引っかかる」。
その不快感、実は被せ物の接着剤(セメント)が原因かもしれません。
当院の実際の症例を元に、その原因と解決策を紐解きます。
セルフチェック:こんな症状ありませんか?
💡 専門医の視点
これらに当てはまる場合、歯ぐきの中に「物理的な引っかかり(セメント)」が残っている可能性があります。ブラシだけでは取れない汚れの原因となります。
1 現状の把握(初診時)
他院で治療されたクラウン(被せ物)周辺の炎症で来院されました。検査の結果、歯周ポケットの深さは5mm。これは歯周病が進行している危険なサインです。
歯周ポケットの深さ比較
※3mm以下が健康の目安です
2 原因の特定
歯ぐきを開いて確認したところ、驚きの原因が見つかりました。歯と歯ぐきの境目に、白く固まった「セメント(接着剤)」がはみ出していたのです。
⚠️ 実際の画像
白い塊が取り残されたセメントです。これが歯石のように汚れを溜め込みます。
当院のアプローチ:徹底的な除去と研磨
この状態は通常の歯磨きでは改善しません。物理的な原因を取り除く、
プロフェッショナルなケアが必要です。
原因を目視できる状態にする
まずは歯ぐきを少し開き、隠れている原因(セメントや歯石)を完全に目で見える状態にします。盲目的な作業ではなく、確実な視認が重要です。
セメント除去と表面研磨
こびりついたセメントを専用の器具で丁寧に除去します。その後、歯の表面をツルツルに研磨します。
仕上げのクリーニング
周囲の炎症物質を洗浄し、歯ぐきが自然治癒しやすい環境を整えます。原因物質がなくなれば、患者様ご自身の毎日のブラッシング効果も劇的に向上します。
比較 実際の変化(全体像)
セメントの取り残しがある状態
歯と歯ぐきの境目に白い塊(セメント)がはみ出し、これが炎症の原因となっていました。
除去・研磨してツルツルな状態
セメントを除去し、表面を徹底的に研磨。汚れが再付着しにくい環境に整えました。
治療結果:ビフォーアフター
原因を除去したことで、組織は健康な状態を取り戻しました。
数値の変化(改善結果)
5mm(要治療)→ 3mm(健康)へ改善

