ハミガキの話(5)
前回の歯間ブラシに続いて、今回はデンタルフロスについての説明です。
【デンタルフロスとは】
いわゆる糸ようじです。
歯と歯の間に糸を入れてこすることで、歯面についた汚れを取るというのがデンタルフロスのコンセプトです。
「糸で汚れなんてとれるのかな?」と侮っては行けません!
一般的に歯ブラシだけでは50〜70%しか歯面に付いている汚れは落とせませんが、デンタルフロスを併用することで、90%以上の汚れを落とすことができます。
【デンタルフロスの使い方】
自分で長さを調節して使うタイプは、まず30㎝ほどの長さに切ります。持ち手から肘くらいの長さです。
そして、左右の中指に巻き付けて、親指と人差し指で抑えます。(Fig.9)
指の間の糸の長さは短ければ短いほどやりやすいと思います。
しっかりと持つことができたら、歯と歯の間から隙間に向かって入れていくのですが、きつくコンタクトしている接触点に入れる場合は、気をつけて通さないと一気に歯肉にグサッ!と刺さって傷つけてしまいます。
歯と歯の間に入れる時は、糸のこぎりで接触点を切るように揺らしながらじわじわと入れるようにしてください。
どうしてもうまくいかない、奥の歯をやろうとするとオエッと戻しそうになってしまう、そんな方には柄の付いたデンタルフロスもあります。(Fig.10)
いろいろな種類があるので、歯医者さんと相談して使いやすいものを選んでください。
隙間に入れることができたら、歯に少々巻き付けるような感じで圧接してください。
(Fig.11)
軽く歯にフロスを巻き付けた状態で何回か上下させて歯面をこすります。
温泉やお風呂上がりにハンドタオルで体を拭くイメージです。
そうすることで、歯に面接触させることができるので、歯ブラシだけでは届きにくい部位の汚れを落とすことができます。
また、普通の歯ブラシや歯間ブラシでは決して届かない「歯と歯がコンタクトしている部位」の清掃も、デンタルフロスであれば可能です。(Fig.12)
ただし、歯間ブラシよりもデンタルフロスの方が優れているというわけではなく、個人の歯並びや歯の形態、歯周ポケットの深さなどで使い方や選択する器具が異なるので、歯医者さんに相談してください。
それではみなさん、今日もよい食事を!

